2024年9月26日
私が師と仰ぐ大先輩から学んだアレンジ(寄せ植え)の基本、究極は「一木一草」(いちもくいっそう)、つまり自然界で植物は高木と低木に代表される一本の樹木と高山から低地帯の草地に生える一株の草類からなるということをいつも心に留めている。
合わせて自然に対する畏敬の念を教わったように思う。
この度(5/22~24)、ご縁あって昨年度、山口県の文化功労章を受けられた山口萩焼、大和猛さんの作品に私たちの専門である根のある季節の草木を活けさせていただきました。
一木一草とばかりではありませんが、その心を持って。
氏の作品は伝統美と技術の中に「今」がある。
お花も今流のものに山口県に自生し大切に育てられているリョウメンシダ、ベニシダ、斑入りのハカタシダなどのシダ類、シライトソウの花、マメヅタやクラマゴケをお借りして活けました。