2024年10月15日
9月に入ると爽やかな秋空が続き、気分も爽やか。
9/12~15、フランスの植物学者パトリック・ブラン氏来山。
新山口駅の垂直庭園に使用予定の山口の山野草。山口市の各生産者の皆さんが手分けして大切に育てている状況の視察と、協力いただける方の山に入りフィールドワークをした。
ブラン氏は世界中で活躍されるデザイナーでありながら植物学者ということで、山野に生える植物の生態についてその的確な説明は私たちの知らないこともたくさんあり、とても勉強になる。
デザイン的に優れただけでなく、山口の自然というものを通して植物の多様性の重要さを教えてくれる作品になるようだ。緑化を超えて環境にまで繋がる本プロジェクトは国際性、先取性、先見性、独自性を兼ねながら2年後の完成を目指している。
足元に目を凝らしてみると日本には苔、シダの種類の多さに驚く。
人工的に積まれた石垣とシダ。古くは棚田だったのだろうか。
棚田は生産が目的であるが、実は土砂崩れから麓の里を守る砂防ダムの役割もあると聞いたことを思い出す。
山の主の方によると、鹿が増えてその対策が大変だとのこと。行く先々、鹿対策と鹿の道をたくさん目にした。
<新山口駅南北自由通路「垂直庭園」実行委員会>